浅口市 Nさま邸 古民家リノベーション事例

適度な減築を施して
「思い出」と「暮らし」を両立した家


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和室2室から様変わりしたLDK。構造上外せない柱は、表面にシートを貼って空間になじませるよう配慮しました。

施工概要

工費:約2232万円
施工面積:214㎡
施工箇所:1階洋室をのぞく全面
工事期間:約4ヵ月
築年数:51年

【before】
奥さまの祖父母が暮らしていた実家に暮らすことになったNさま。築51年の家は隙間が多く、そのまま暮らすことは難しかったことからリノベーション。奥さまが暮らしていた頃の雰囲気はそのまま残しつつ、明るく快適な住まいへの転換がプランのベース。「日当たりの良い広縁は残したい」「家事室や物干しスペースがほしい」などのご要望を加えながら、減築をすることでコンパクトな居住空間を構成しました。

施工前

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4部屋の和室が田の字型に配置されていた昔ながらの間取り イタチなどの動物が出入りする隙間がありました

施工中

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施工後

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和室2室から様変わりしたLDK。構造上外せない柱は、表面にシートを貼り空間に馴染むよう配慮。キッチンの壁には空間のアクセントとなるアースカラーのクロスを選ばれました。
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以前は昼間でも暗かった2階廊下。天井を抜いて高さと明るさが増しました。梁を露出させ、かつての家の面影を感じさせてくれます。 急勾配で危険だった階段を緩やかに架け替え、隣り合う既存部分の建具とも雰囲気をうまく融合しています。
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ご主人も奥さまも残したかった明るい広縁は、畳を新調し、ジュラク壁からクロスを貼り替えました。子どもたちも寝転がってゲームを楽しむことも多いそう。 床を一新した土間は収納スペースも兼ねた空間。子どもたちが自転車通学をするようになれば、帰宅後ここに自転車を置いて直接LDKに入れるため便利。
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内装はナチュラル和モダンテイストで統一。 屋根を銀色の和瓦で葺き替え、玄関ドアも新しくなった外観。かつてはイタチなど野生動物が出入りするほどの隙間もあったが、窓のサッシを一新して気密性を向上し、暑さや寒さを軽減。