ニュースレターコラム
カスケのリノベ 設計の山田です。
本日はニュースレターコラム記事。
ニュースレター設計コラム
『何が正しい?エコ住宅』
近年多くのメディア、YouTuberが住宅性能の持論を展開しています。
そしてそれぞれが違うことを言っています。
この原因を分析すると大きく3つに分かれます。
住宅技術が確立されていないことと、
省エネを主眼に置いている理論と、
健康を主眼に置いている理論で分かれているためです。
現在ここまで高性能住宅需要が高まったのは世界におけるエネルギー問題があります。
地球温暖化、京都議定書、パリ協定ですが一番消費者に影響があったのは原油高高騰です。
金額的なメリットが見えやすい太陽光発電や蓄電池に興味が集まっています。
そしてまだ日本では馴染みがないですがイギリス国内においては
非居室18℃を下回る家は取り壊し命令という法律が存在し、
18℃以下が人体に影響する根拠をWHOが勧告を出しています。
ちなみに18℃であれば良いのではなくあくまでも最低基準であり、
医学的な視点では24℃を目指すべきとされています。
このような住宅による健康問題は
『寒い』ことに疑問を感じ難い日本ならではの現象ですが、
厚生労働省は膨らみ続ける保険料の負担を本気で食い止めるため
補助金などの対策を強化しています。
ただし実際は窓改修の補助金が先行し、
住宅全体での断熱改修まで至っていないのが現状です。
高性能住宅は従来の金額よりも高額になるため
ハウスメーカー各社が独自の工法やコストダウンを模索しています。
主眼とすべき技術理論も各社違いますが、『健康長寿で暮らせる性能を発揮しても、
それでも省エネな家』を目指すべきです。
省エネを求めるがために有害な物質を含んだ空気を吸わされる家であってはいけないのです。
有害物質ハウスダスト、カビダニP.M2.5など体内への入り口は主に呼吸器です。
全熱交換の換気システムは熱回収でエコと思いきや、熱交換部分で結露します。
熱交換素子は結露水はフィルターが吸収しますがカビも生えやすいので、
綺麗な空気もアレコレ有害な物がくっついた状態で部屋に入り、
そのまま肺に入ります。
それを知りながら省エネを優先する人もいますし、
全くその概念が無い人もいます。
決して優先順位を間違えてはいけません。
国土交通省公式サイト↓
あたたかガイド
https://www.mlit.go.jp/common/001500202.pdf
国土交通省公式サイト↓
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