中村 正
紹介 | 最新機器と人の手で思いを形に |
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紹介文 | 建具とは、住宅のドアや窓、障子のふすまなどを開閉して使用する部分の総称。建具屋は、ひとつひとつ大きさの違う開口部に合わせてオリジナルの造作建具を制作します。 例えば、「祖父母の家の欄間を使ったふすまを作って欲しい」「昔の家の格子を生かして作って欲しい」など、細かな要望に応えられるのもオーダーメイドの魅力です。 こうしたオリジナルの建具作りに携わって46年の中村さん。4名の社員を抱える会社の代表です。昔は一つひとつ手作業で時間をかけて作っていた建具も、時代の流れにより機械化は進んでいます。今では最新の機械を導入し、早く正確にオリジナル建具を作れるようになりました。 機械の導入により作業効率は著しく向上しましたが、施主の要望に合わせて作成した手書きの設計図を見て数値を入力し、一枚ずつサイズに合わせて切っていく工程に人の手は欠かせません。 「機械化が進んでも、常にお客様の気持ちになって欲しいです。自己満足に終わらず、どうしたらお客さまにもっと喜んでいただけるかを追求したい」と中村さん。 「機械のおかげで、オーダーメイドでも正確に短い工程でお客様の望む製品ができるようになりました。手頃な既製品が出回るようになり、こうした仕事が少なくなる中、倉敷という地元で社員を抱えて仕事ができることが幸せです。」と、感謝の気持ちを口にしました。 |