倉敷市M様リノベーション事例

程よい距離感で暮らす
LDKを分けた二世帯リノベーション


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先代の建てられたお家には、貴重な木材が随所に使われていたので、質の良い木部はなるべく残しつつ、新しさを取り入れました。思い出を少しずつちりばめながらの二世帯リノベーションとなりました。

施工概要

施工面積:90.36㎡
施工箇所:LDK+LDK+洋室
工事期間:約5ヶ月
築年数:50年

【before】
呉服屋をしていた奥様のご実家で、おばあ様とお父様の二人暮らしをしていた家族のことも考え、同居することを決意されたM様ご夫婦。敷地内に建物が多く、どこをリノベーションするかでも悩んでおられました。
お打合せ中に奥様の妊娠がわかったことで、ご家族全員が集まるメインのLDKはありつつ、M様ご家族が生活するスペースには、トイレや簡単な流し台を用意する形となりました。

施工前

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施工後

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【メインLDK】家族皆で集えるLDKをメインとして使っていただけるようにしました。以前のランドリーだったスペースを取り込んでLDK自体を広げ、2人並んで料理が出来る広さの対面キッチンとしました。広々とした空間で家族が十分に集うことができるスペースは家族にとってはうれしい空間です。
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キッチンと背面収納との間もゆったりしているので、調理中でも余裕をもって家族とすれ違うことができ安全です。 複数のアクリルパネルを組み合わせた造作建具。LDKから廊下へ明かりを届けます。
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キッチン側面には、レシピ本など置くことができるニッチを造作。キッチンのワンポイントにもなります。
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【M様ご家族がメインで使用するLDK】キャラクターが好きな奥様は、小さなフィギュアのコレクションをお持ちだったので、それらを飾る造作棚を作りました。棚は横に取り付けた木材に引掛けられるようにし、気分に応じて可変性を持たせました。 鮮やかな色使いがお好きだったので、自然塗料を使用した着色塗装を行い、所々に以前のお家で使用された部材を再利用しました。
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既存の貴重な屋久杉の天井板を残し、欄間や飾り障子を再利用しつつも洋室として落ち着いた空間となるよう、コーディネートしました。 造作の流し台は給湯スペースとして使っていただけるよう、少し広めにし、電子レンジなど家電を置けるスペースを作りました。
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「アニメの世界のようなイメージ」ということで、奥にウッドパネルのアクセントを設け、ダークグリーンの壁紙でコーディネートしました。楠木の無垢板の造作手洗カウンターがいっそう雰囲気を醸し出します。手洗い器上の照明と鏡は広縁で使用されていたものを再利用しました。