浅口市 Wさま邸 古民家リノベーション事例

歴史刻んだ現し梁は空間に開放感を与え、
アクセントにも寄与した家


断熱性が向上して暖かく心地良い家が完成。心ゆくまで趣味を追求できる間取りとなりました。

施工概要

工費:約1,780万円
施工面積:152.3㎡(46.07坪)
施工箇所:全面
工事期間:2ヵ月
築年数:約39年

【before】
キッチンの床板が限界を迎え、雨漏りも目立っていました。水まわりも含め、使い勝手の良い家にしようと、大胆な間取り変更を含めた全面リノベーションを決行することになりました。

施工前

キッチンの床板が限界を迎え、雨漏りも目立っていました。 施工前です。

施工後

ビルマチークの無垢材を床にあしらい、家の歴史を刻む梁が存在感たっぷりです。隣のオーディオルームまで貫く梁は9mもの長さがあります。 システムキッチンはクリナップの最高級ライン「S.S」を採用しました。扉もハイグレードのカラーステンレスを選択しました。
キッチン上の照明は現し梁に合うよう選びました。
造作棚には、息子さんの好きなワインや備前焼などをディスプレイし空間を彩ります。
こだわりのオーディオルーム。天井は網代風にし、現し梁は磨いてつや消し塗装を実施しました。 年齢を経てもスムーズに入浴できる、ベンチ付きのTOTOサザナのシステムバスです。
暗くなりがちな洗面脱衣室にはガラス瓦の天窓を開口して明るさを取り込んでいます。 トイレは車椅子でも余裕で入れる広さ。お父さま所有の一枚板をカウンターに採用しました。
風格漂う佇まいのWさま邸。2階の窓にも全面的に複合窓を採用し、断熱性と遮音性が大幅に向上。冬場の結露の悩みも改善されました。
以前は結露がひどく、水分が凍りついて開かないこともあった窓も、高性能窓に一新しました。 1階の広縁は、壁と建具は既存のまま活かし、床を補強。天井は新しくやり替えました。
玄関には懐かしいだるまストーブ。今はディスプレイとしているが、実際に使えるそうです。