新築以上の性能で叶う 「年中春のような」全館空調リノベ
築55年の住まいを耐震補強と断熱改修で性能を高め、現代の暮らしに合わせた間取りへ再構築。
吹き抜けを取り入れた開放的なLDKや可変性のある子ども部屋、家事動線の工夫など、快適さと住み継ぐ安心を両立したリノベーションモデルハウスです。
また高断熱・高気密住宅だからこそ実現できる「家庭用エアコン1台で効率的に家全体を空調する仕組みを構築」。
「暖気は上がり、冷気は下がる」という空気の性質を活かし、1階のエアコンは冬の暖房用として、2階のエアコンは夏の冷房用として稼働。吹き抜けを介して家全体に快適な空気を送り出すことで、導入コストを抑えながら「一年中どこにいても温度差を感じない暮らし」を実現しました。耐震補強による確かな「強さ」と、計算された「快適さ」。55年の歴史を次世代へとつなぐ、高性能な住まいへのアップデートです。
ご依頼の背景
築55年の木造住宅は、玄関を開けるとお客さまを迎える「応接間」があり、その奥には和室が二間続くという、昔ながらの細かく仕切られた間取りでした。
壁が多いことで光が奥まで届かず、日中でも暗い印象。大きな開口部は外気温の影響を受け「夏は暑く、冬は凍えるほど寒い」お家。
収納は押入れのみで、現代の暮らしには使いづらく、動線や快適性に課題のある住まいでした。
| 地域 | 倉敷市 |
|---|---|
| 建物種別 | 戸建て |
| 施工箇所 | 全面改修 |
| 施工内容 | 中古リノベーション |
| 工期 | 約7ヵ月 |
| 施工費用 | 約2,500万円 |
| 施工面積 | 91.68㎡ (27.73坪) |
| 築年数 | 55年 |
| 施工事例No. | 20254570 |
| 使用商材・建材 |
キッチン:TOTO 「ザ・クラッソ」 浴室:TOTO 「サザナ」 洗面:TOTO 「サクア」 トイレ:TOTO 「ネオレスト」 床:ikuta 「ナラ樫3P」 サッシ:YKKap 「APW」 |
施工前
施工後
LDK
かつてのキッチン、応接間、和室、そして広縁までもがひと続きになり、27帖という広さを誇るLDKが誕生しました。
断熱性能を最大限に高めるため、あえて窓の数を絞った分、2階の1部屋分を大胆に吹き抜けにすることで、柔らかな自然光を採り込みました。
天井に設置されたシーリングファンが、エアコンの暖気や冷気を効率よく家全体へ循環させます。
夏は涼しく、冬は暖かい。高気密高断熱住宅だからこそ実現した、一年中どこにいても温度差を感じない健康的な住まいです。
水まわり・収納
洗面脱衣室はお家全体の快適さを生み出す重要な拠点です。1階のエアコンはこの1箇所のみ。
冬場はここから放たれる暖気が、廊下を通り、リビングの吹き抜けや階段を伝って、2階のまで家全体を優しく包み込みます。
温度差のないバリアフリーな空気環境が、家族の健康と心地よい眠りを守ります。
また、家事ラクな物干しスペースとしての機能はもちろん、ヒートショック対策や冬の乾燥対策までを1台でこなす、高性能リノベーションの象徴的な空間です。
外観・玄関
今回のリノベーションでは、屋根材を従来の重い瓦から、軽量で耐久性に優れた「ガルバリウム鋼板」へと葺き替えました。お家の頭の部分が軽くなることで重心が下がり、地震時の揺れを劇的に軽減。構造計算に基づいた耐震性能により、大切な家族と住まいを守る強さを確保。明るいトーンで塗り替えた外壁とともに、この先も長く安心して住み継げる装いへと生まれ変わっています。
玄関には、暮らしをスムーズにする2通りの動線を設計しました。ひとつはLDKへ直接つながるメインルート。もうひとつは、シューズクロークを通りパントリーへと直結する家事ルートです。
洋室
2階の1部屋を大胆に吹き抜けとし、残る1室を和室からモダンな洋室の寝室へと一新しました。ポイントは、吹き抜けに面して設けた「室内窓」。
ここを開ければ、1階リビングの気配や吹き抜けからの柔らかな光が寝室まで届きます。
また、寝室に設置したエアコンは主に夏場に稼働し、吹き抜けを通して冷気を1階におろします。
1階のリビングの隣に配置した子ども部屋は、家族のライフスタイルに合わせて使い分けられる「可変性」が魅力。お子さまが小さいうちは広々としたプレイルームとして。
個室が必要な時期には、2箇所設けた扉を活かして将来的に間仕切ることも可能です。





