倉敷市U様邸古民家リノベーション事例

薪ストーブとカフェがある、築100年超の集いの古民家


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広い庭の奥に建つ、薪ストーブの煙突が印象的なU様邸。重い瓦屋根から軽いガルバニウム鋼板葺きとし、軽量化を図りました。構造補強もしっかりと入れることで、大きな空間を確保しながらも、安心して暮らせる家になりました。

施工概要

工費:約3100万円
施工面積:147.98㎡(母屋)、18.43㎡(離れ)
施工箇所:全面改装
工事期間:約6ヵ月
築年数:約100年

【before】
ご主人の仕事の関係で転勤が多く、これまで何度も引っ越しを経験してきたU様ご夫婦。ご主人の定年後は、お母さまと共に、奥様の実家近くに家を構え「自宅でカフェを開きたい」という奥様の夢を叶えるべく、物件を探されていました。
カスケ不動産でご実家から近くの物件をご紹介し、利便性が高く、日当たりの良さや駐車スペースの広さが十分な築100年超の古民家を購入されました。

施工前

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玄関から水まわりへ土間が続く 3畳から8畳までの5室の和室に仕切られていた昔ながらの古民家

施工中

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一度建物をスケルトンの状態にし、構造軸を直しました 耐震性も考慮し、必要に応じて耐力壁を入れるなどの措置を講じています

施工後

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「古民家だけど、雰囲気は純和風に偏らないで欲しい」というご要望から、古き良き古民家らしさに北欧モダンテイストを加えた住まいとしました。築100年超の歴史が刻まれた欄間や太い梁が醸し出す重厚な雰囲気が漂い、経年劣化で味わい豊かな色に変わった手持ちの家具がこの空間に溶け込んでいます
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家族や友人が集まるLDKは、足ざわりが良く温もりを感じる無垢フローリングが心地良い空間。薪ストーブや、もともと広縁だった場所に設けたレ・クリントのペンダントライトが空間にしっくり馴染みます 薪ストーブがLDKの中心になるように配置して、空間全体につながりを持たせつつ、垂れ壁がダイニングとリビングの間を緩やかに仕切ってくれます
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奥様念願のカフェスペースは、漆喰塗りの壁と既存の木天井が構成する空間に、キッチンカウンターの壁タイルがモダンな雰囲気を加え、居心地の良さを増幅しています 親戚や友人が集まるキッチンは、複数人でも使いやすいようにゆとりある造りに。吊り戸としL字型の収納カウンターは造作で、手が触れる天板の縁は無垢の木にしたデザインが特徴です