将来のメンテナンス費用【内装編】
- 山田 真司
- 家づくりについて
耐震・断熱
性能向上リノベーション『再築-SAITIKU-』担当の山田です。
本日は将来のメンテナンス費用【内装編】です。
生活を続けるとどうしても傷がつく。それが内装です。
【クロス】
![]() |
一見塗装のように見える壁。実はクロスです。
しかも、量産品(サンゲツ品番SP2835)です。
量産品なのでクロスの厚みがあり、経年で壁下地が動いても表面にひび割れが出にくいというメリットがあります。
おまけに、安い。
昔の建物は壁下地がベニヤであったりしたため、下地の木のアクがシミとなりクロス表面に現れたり長期間使えるものではありませんでした。
近年のクロスは汚れが拭き取りやすくなっているので強く擦らなければ大丈夫ですが、唯一の欠点は傷が付きやすいことです。
家全体の貼り替えでは100万を超える場合もありますので、
『貼り替えたらいいや』と軽いノリでは言えません。
小さいお子様がいらっしゃるご家庭では部分的な補修工事をお勧めします。
【フローリング】
![]() |
複合フローリングであっても無垢フローリングであっても、
傷は付きます。
硬いフローリングであっても傷は付きます。
木目の優しい柄だと傷が目立ちやすいので、オークなどの柄の方が傷が目立ちにくいです。
柄の選定だけでも長期間使えるかどうか変わってきます。
最近のフローリングは下地の合板と合わせて施工しますので、昔のフローリングのように床が劣化してふわふわするということはなくなっています。
貼り替えについてですが、現在の接着剤は強力なため剥がすと下地までやりかえる羽目になります。
そこで表面に薄いフローリングを貼る商品も出ています。
それでもかなりの費用がかかりますので、最初からオークフローリングのような柄をお選びいただいた方が貼り替えすることなく長くお使いいただけるのではと思います。
ロケーションを活かしながら、お客様のこだわりと理想を詰め込んだ「あなたらしい暮らし」を、10年以上の現場監督経験を活かして設計します。