リノベをより安くする方法
- 山田 真司
- 家づくりについて
耐震・断熱
性能向上リノベーション『再築-SAITIKU-』担当の山田です。
リノベは新築よりもコスパいい。
でもやり方次第では新築よりも高くなることも十分にあります。
『どこまでやるか』を考えていけるのもリノベならでは。
幅があります。
例えば外壁。
モルタル壁の家が多いですが、今後どのくらい住むかによって幾つかの方法があります。
一つ目は塗装。最も安くできる方法ですが、定期的な塗り替えが必要になります。
二つ目はモルタル解体して外壁をやり変える。
より長く住まうためには高耐久の外壁素材を選びたい。
広い敷地であれば良いのですが、狭い敷地では足場や解体の難易度が高くなりますので、金額も上がりやすいです。
特に解体処分費用が高騰していますので総額も上がりやすいです。
また、法令的に延焼の恐れのある範囲(1階は敷地境界線から3m以内の範囲)など留意する必要がありますので
使用される仕上げ材はサイディングなど、商品が限定されてきます。
三つ目は外壁カバー工法です。
![]() |
![]() |
こちらがカバー工法の実例です。
既存外壁を残しながら下地を重ね、仕上げ材を張っていきます。
既存外壁が防火上問題がなければこの工法が採用できます。
既存外壁も残せば解体費は抑えられます。
また、既存外壁も構造的にも強く耐震に有利となる場合もあります。
![]() |
現在計画中のモデルハウスもできる限り外壁は残してカバー工法で考えています。
ロケーションを活かしながら、お客様のこだわりと理想を詰め込んだ「あなたらしい暮らし」を、10年以上の現場監督経験を活かして設計します。