エアコン 水漏れ 対処法
- 山田 真司
- 家づくりについて
- 性能について
耐震・断熱
性能向上リノベーション『再築-SAITIKU-』担当の山田です。
エアコン1台で全館空調。流行ってますね。
きちんと断熱と気密と吹き抜けができればエアコン1台で全館空調は可能です。
エアコン1台でいいことづくめのような気がしますが、そのたった1台のエアコンがこの猛暑に故障したら?大変ですね。
真夏に起こることが想定されるトラブル。
それが、
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エアコンの排水ドレン詰まりによる漏水です。
夏はエアコンの冷たくなったコアが結露または除湿によって水滴ができます。
その排水を行っているのがドレンホース。
そこが稀に詰まることがあります。
その原因はフィルターを通り抜けるほど微細なホコリと菌が本体内部に溜まってヌメリになります。
ヌメリが剥がれて排水を詰まらせます。
このヌメリが発生する場所は一般的なメンテナンスでは手が届かない深い場所にあるのでプロに分解して掃除してもらう必要があります。
DIYでは難しいと思います。
エアコン1台で全館空調は一日中運転になりますので分解洗浄にはエアコンを停止させる必要がありますので、
やはり最低でも2台は必要ということになります。
1台に比べ2台は非効率では?と思われる方もいますが、
複数台あることによって設置場所次第では1台よりも効率が良いです。
なぜなら1台だけでは設置場所の地点環境と、外皮に近い場所とではやはり温度差があるからです。
夏、暑い熱は壁をすり抜けて家の中に入ろうとします。
冷房でその熱をを押し返します。
冷房の風も遠くに飛ばすと、飛んでいる途中で熱を拾い終着点ではぬるくなります。
エアコン吹き出し口で18度でも終着地点で18度になるわけではございません。
この温度差を極力無くすためにはエアコンの分散配置が最も効率が良いです。
そして何よりメンテナンス性を考慮したエアコン設置設計であることが重要です。
ビルトインやデザイン重視でエアコンを隠すのは後々後悔することになります。
お気をつけください。
ロケーションを活かしながら、お客様のこだわりと理想を詰め込んだ「あなたらしい暮らし」を、10年以上の現場監督経験を活かして設計します。