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吹き抜けをうまく使う

  • 山田 真司
  • 家づくりについて
  • 性能について

耐震・断熱
性能向上リノベーション『再築-SAITIKU-』担当の山田です。


吹き抜けはリノベでは少数派ですが、構造検討を行えばできる場合もあります。


開放的な空間を演出するためではありますが、


それ以外の効果もあります。


吹き抜けのような縦方向への空間作成によって、冷たい空気と温かい空気の入れ替わりが容易になります。


温かい空気が勝手に昇っていくのではなく、


温かいと冷たい空気の両方が同じ空間に存在する場合、


空気の密度によって比重が異なるため、それぞれが入れ替わります。


これを利用したのが吹き下ろしの全館空調冷房です。


そして、難易度は高いですが再熱除湿も行うことができます。


できるだけ温かい空気をエアコンへ取り入れて熱交換することで結露(除湿)させます。


温かい空気は水蒸気を多く含むことができます。


このような空気を冷やすことで除湿量を多くすることができます。


防湿気密シートであれはしっかりと除湿できますが、


透湿するような壁であれば、大量に湿気を呼び寄せてしまいます。


カスケホームはその家に適した施工を心かがけております。

山田 真司
PROFILE

この記事を書いたスタッフ

1日の中で何をしている時間が好きなのか、新しい家ではどんな暮らしがしたいか、ご家族の"暮らしのイメージ"を丁寧にお聞きします。
ロケーションを活かしながら、お客様のこだわりと理想を詰め込んだ「あなたらしい暮らし」を、10年以上の現場監督経験を活かして設計します。