古民家リノベ 資格者講習
- 山田 真司
- 家づくりについて
耐震・断熱
性能向上リノベーション『再築-SAITIKU-』担当の山田です。
先日、古民家鑑定士の資格者講習をWEBで受講し免許証が届きました。
更新講習は三年ごとに行われます。
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一般財団法人 職業技能振興会は、
内閣府から認可を受けた機構です。
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古民家リノベで必要な知識としては、
『木の性質を知り尽くして出来上がった構法』であること。
そして、近年徐々に知られてきた知識として、
『古民家の構法を過信しない』ということです。
古民家は免震構法だ、とよく言われますが、
これは木が組み合わさってできている構造が『しなり』と『粘り』を活かし、地震に耐えてきたということを表現していますが、
厳密に言いますと免震とは違います。
しなりを活かしてますので復元力があるということになりますので、どちらかというと制振という風に解釈できます。
しかし、能登半島沖地震のように古民家ばかりが倒壊しました。
要は限界が低いということです。
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一般社団法人 防災住宅研究所HPより引用
このため識者の間でも古民家とはいえ『ある程度固めないといけない』という認識に移りつつあります。
今後の古民家リノベのポイントとしては構造を理解した上で強い揺れにも耐えれる建物にしていく、というところに重きを置くようになると思います。
古民家には現代の家では再現できない魅力があります。
古き良きを活かすには技術と経験が必要です。
古民家リノベをご検討の方はぜひカスケホームへご相談ください。
ロケーションを活かしながら、お客様のこだわりと理想を詰め込んだ「あなたらしい暮らし」を、10年以上の現場監督経験を活かして設計します。