【必見】エアコンのカビを防止するためには
- 山田 真司
- 家づくりについて
- 性能について
耐震・断熱
性能向上リノベーション『再築-SAITIKU-』担当の山田です。
エアコンの意外な使い方をご紹介します。
意外な、というか本来の正しい使い方です。
エアコンは夏の季節は冷房を使います。
夏のシーズンが終わりになる頃、エアコン内部や吹き出し口の周りが黒いカビがたくさん付いた状態になります。
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これはカビではなく藻です。
人体には影響ありませんが、このまま放っておくと
冬のシーズン暖房つけるとなんとも言えない生臭さが漂います。
これはあることで防ぐことができます。それは、
夏、冷房をOFFにしたら暖房運転に切り替える!
です。
そんなことをして大丈夫なのか?って話ですが、
エアコン内部のコアが冷房で結露してびしょびしょになっていますので、
そのまま自然乾燥すると菌が繁殖します。
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室内干し洗濯物の匂い菌と同じ現象です。
なので菌が生えないうちに早く乾かす必要があります。
暖房を付けるとコアの温度は50℃以上になります。
50℃以上になれば一瞬で乾くので暖房運転にして数分でOFFにすれば良いです。
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エアコンは冷房から暖房への切り替えで冷媒ガスが逆方向へ流れますが問題ありありません。
私は自宅で2年ほど実運転しており、おかげでカビは一切生えておりません。
それでも暖房はちょっと怖いという人がいれば
送風運転機能を使ってください。
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そう、エアコン買ってもほぼ使うことがないボタンです。
これが一番重要なんです。
先程、結露で濡れたコアを暖房で一瞬で乾かすと書きました。
送風運転は部屋上部の暖かい空気を使って、結露で濡れたコアを乾かしていきます。
約15分間ほど送風運転すれば乾きます。
送風運転は動力の電力が少なくて済みますが、
時間がかかりますのでタイマー機能を合わせて使うと便利です。
これが習慣化されれば高額なエアコンお掃除を呼ばなくて済むということになります。
家電量販店さんでは絶対に教えてくれません。
買い替えて欲しいはずなので。
ドラッグストアでエアコンの除菌スプレーなるものがありますが、あれは香水みたいなものです。匂い菌はすぐ復活します。
菌を死滅させるのは塩素になりますが、人体に危険ですのでやめましょう。
カビも死にますがカビの天敵も一緒に死にます。
そして一番に復活するのはカビ菌なのです。
習慣化すればそんな危険な思いをしなくて済みますしお金も無駄になりません。
浮いたお金と時間はもっと有意義にに使いましょう。
ロケーションを活かしながら、お客様のこだわりと理想を詰め込んだ「あなたらしい暮らし」を、10年以上の現場監督経験を活かして設計します。