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屋根リフォーム・リノベ 風災対策

  • 山田 真司
  • 家づくりについて
  • 性能について

耐震・断熱
性能向上リノベーション『再築-SAITIKU-』担当の山田です。


先日静岡県で竜巻災害がありました。


突風で小屋組みごと吹き飛ばされてしまった家屋が見られます。


窓ガラスが割れ、室内へ突風が入り込むことで内圧が上昇し屋根が浮き上がってしまう場合もあります。


竜巻は一定方向へ吹く風ではないため一番手前に写っている2階建家屋は


屋根先に風のあおりを受け小屋組みごと飛ばされたようです。

↑埼玉新聞記事より引用。


比較的、築浅の住宅は屋根葺き材の被害だけで済んだところもあるようです。


こちらの屋根葺き材は瓦ではなく、軽量瓦のように見えます。製品幅が大きく軽量であるため釘の留めつけなどが陶器製瓦よりも風の影響を受けやすかったのかしれません。

↑東京新聞記事より引用。


『切妻屋根』『寄棟屋根』と屋根の形状で被害規模が違って見えますが、

これは主な風向きが影響していると見えます。


それ以外の要素として築年数の違いがあります。

↑読売新聞オンラインより引用。


築年数の古い家屋は現在の家屋に比べ、小屋組みへの金具の留めつけや釘などのファスニング精度が大きく違います。


屋根先の吹上げで一度めくり上がってしまうと、

とめどなく屋根ごと吹き飛びます。


屋根先の補強金具の有り無しが被害規模の差につながっているように思います。


築年数の古い住宅であっても屋根替えの際に下記のような金具を施工することができます。

↑シネジック株式会社HPより引用。


現在の新築住宅では標準的に施工される金物ですが、


リフォーム・リノベの際に施工すれば風災被害を最小限に抑えることができます。


山田 真司
PROFILE

この記事を書いたスタッフ

1日の中で何をしている時間が好きなのか、新しい家ではどんな暮らしがしたいか、ご家族の"暮らしのイメージ"を丁寧にお聞きします。
ロケーションを活かしながら、お客様のこだわりと理想を詰め込んだ「あなたらしい暮らし」を、10年以上の現場監督経験を活かして設計します。