【山田の日刊ブログ】新築が高すぎる
- 山田 真司
- 家づくりについて
- 性能について
『外は四季。内は常春。』
耐震・気密・断熱
性能向上リノベーション『再築-SAITIKU-』担当の山田です。
先日、お客様と耐震についてお話をしていたところ、
『リフォームで2000万かけるんだったら新築建てれるよね〜』と。
最近よく聞くワードです。
しかし、新築2000万(二階建て約32坪)というのは20年くらい前の価格です。
九州発の某ローコストビルダーが躍進していた時代ですね。
そのころの価格感が現在も人々の感覚の基準になっていますので、ものすごいインパクトだったと思います。
現在はというと、
新築は3000万円は超えます。
内訳は本体:32坪×83万円=2656万円
+付帯工事(地盤改良・屋外給排水・確認申請など)500万円
このような感じです。
これに外構工事を+するとまだ上がります。
そして土地を購入したりローンを組んだりすると、
新築のために必要なお金は5000万円近くにもなります。
最近では住宅ローンも35年だけではなく50年も出てきたのも頷けますね。
新築なら将来安心と思えますが、長い目でみればメンテナンス費用もかかります。
メンテナンスフリー素材を使うことで維持管理の負担を軽減できます。
できるだけサイディングや外壁塗装は敬遠したいですね。
実はあまり知られていませんが、断熱材にも寿命があります。
ちょっと長いタイトルですが、
『nedo(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)』の『断熱材の長期断熱性能評価に関する標準化調査成果報告書』の中にある『経年劣化を加味した熱伝導率算出のための補正係数』
というものがありまして、
最近、高気密高断熱住宅と言われる断熱材によく採用されている断熱材は25年で新築時から25%性能が劣化すると報告されています。
防露計算では結露しないと出ているものでも25年後にはわからないということでもあります。
カスケホームの新築は劣化しない素材を採用していますのでご安心ください。
新築よりもコストが抑えられるリノベも注目されています。
新築同等の性能でリノベができる『カスケの再築』があります。
コストを抑えつつ耐震化、高気密高断熱に対応できるため、
新築のように将来にわたって安心して住まえる家づくりができます。
二階建て40坪の古民家で性能向上リノベで3500万円程度の予想になります。
・土地購入+新築
・家屋解体+建て替え
よりも断然お得です。そして新築よりも広い建物面積が活用できます。
予算上限額が決まっているなら、施工範囲を絞ったり、仕上げ方法を調整したり金額をコントロールできるのもリノベのいいところです。
ぜひご相談ください。





ロケーションを活かしながら、お客様のこだわりと理想を詰め込んだ「あなたらしい暮らし」を、10年以上の現場監督経験を活かして設計します。