古民家リノベ 歴史に触れる
- 山田 真司
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耐震・断熱
性能向上リノベーション『再築-SAITIKU-』担当の山田です。
先日、妹尾のブログでご紹介しました古民家にて解体後検査に行ってまいりました。
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解体された壁から出現した大正15年の新聞記事。
まさに激動の時代、大正といった記事ですね。
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大黒柱の足元が露わになっていました。
元は一尺(約30センチ)はあったであろう欅の柱。
根腐りせずしっかりと建物を支えていました。
検査を進めていきますと解体した床から思わぬものが出てきました。
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庭に面した式台です。
現地調査の際にはわからなかったものが解体によって発掘された形です。
当初は明治初期の農家造りと思っておりましたが、これが出てきたということは『武家屋敷』となります。
一般的な玄関は建物脇にありますが、
正式な玄関、来客時に通していた玄関となります。
古民家では床間のある和室のみ天井が高かったりしますが、
こちらの家はその前室も天井が高い。
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ここが正式な玄関だった可能性が高いです。
また、床間の脇には書院の建具がありますが、
背景が抜けて見える特徴を持ちます。
こちらの地方は『備中足守木下藩』。
足守の武家屋敷の特徴とも一致しています。
何かしら、そのようなご縁があるのかもしれませんね。
この地域の歴史に触れつつ、
代々受け継がれた建物を『令和の大改修』をしていきます。
らしく、暮らす
創業明治16年の安藤嘉助商店カスケホームのリノベーション住宅「カスケのリノベ」。
あなた「らしい」暮らしの中の「憧れ」や「こだわり」をカスケのリノベが叶えます。
ロケーションを活かしながら、お客様のこだわりと理想を詰め込んだ「あなたらしい暮らし」を、10年以上の現場監督経験を活かして設計します。