リノベ 土壁の強さ
- 山田 真司
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耐震・断熱
性能向上リノベーション『再築-SAITIKU-』担当の山田です。
リノベで広範囲で間取り改修する場合、柱は残してできるだけ壁を壊しますが、
壊せば壊すだけ費用はかかります。
以前はフルスケルトンにしてしまってリノベするのが一般的でしたが、
材料費、工事費の値上がりによって少しずつ工事のやり方も変わってきました。
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土壁も残せば、耐震的にも効果はあります。
当然ながら筋交よりは弱いですが、
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筋交は要所要所に配置されてますが、土壁は連続配置ですので総合的に見ると建物自体にある程度の耐震性を持っています。
耐震工事をする場合は土壁も耐震的に有効なものとして評価し、
建物の弱いところに補強を行うだけで済みます。
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また、土壁を作る過程において、
赤土と藁を練り混ぜて数日寝かせ発酵させます。
こうすることで藁にある『納豆菌』を利用し、
菌類の中で最強と言われる納豆菌の抗菌効果を活かします。
納豆菌が存在していればカビ菌は生えません。
カビ菌は納豆菌より弱いからです。
土壁は断熱性能が弱いですが、結露したとしても納豆菌に水分が行き活性化するため、
腐朽菌で柱などの木材が腐ることも食い止めます。
カスケホームは高性能住宅に精通しているリフォーム会社です。
年代に応じたリフォーム技術を持っています。
古い家で不安な方もぜひご相談くださいませ。
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