RC造のリノベ 経過報告。 天井下地を生かす!
- 大井 彩華
- 現場情報
こんにちは!
a.n.d.design(アンドデザイン)の大井です。
RC造のリノベが進んできたので、工事の様子をお届けします。
解体・床下地の作成が終わり、
大工工事の真っ最中です。


広い、、、!!!
着工の時にも少し触れましたが、
RC造は“コンクリートの柱と梁”で建物を支えます。
そのおかげで、
木造のように「この柱、取れる?取れない?」と悩まなくていいのはメリット。
広いワンルームや大空間のLDKなど、
自由度の高い間取りづくりがしやすい構造です。
ただし、いいことだけではありません。
コンクリートの柱・梁は動かせないので、
窓のサイズ変更も基本的には難しいという点に注意が必要です。
今回、天井を解体すると下地に使われていたのは、
木毛セメント板(もくもうセメントばん)という材料です。

木を細長く削ったものを、セメントと水でギュッと固めた建材です。
接着剤を使っていないため体にもやさしく、
シックハウス対策の規制外という安心の素材です。
下地として使われることが多いですが、
特徴的なザラッとした表情がとても魅力的で、
最近では意匠として“あえて見せる”内装も増えています。
今回はこの風合いを活かして、
仕上げとしてそのまま見せる計画にしています!
✔木毛セメント板の「いいところ」をざっくり紹介
見た目だけじゃないのが木毛セメント板のすごいところです。
たくさんありますが、ブログなので簡潔に。
防火性:準不燃材料。火に強く、天井材として優秀。
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断熱性:天井や壁に使うと、冷暖房の効率アップに一役。
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遮音性:細かな木片が音を吸収してくれる構造。
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調湿性:湿度が高いと吸い、低いと吐く。“呼吸する建材”。
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安全性:接着剤不使用で、シックハウス対策の規制なし。
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環境配慮:間伐材を有効活用。やさしい建材です。
“素朴だけど味がある、さらに高性能”という、なかなか優秀な素材なんです✨
RC造ならではのダイナミックな空間と、木毛セメント板のラフな素材感。
解体してみないと出会えない魅力も、リノベの醍醐味です!
これから仕上がっていく様子もお届けしますので、お楽しみに!(^^)!
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