総社市F様邸古民家リノベーション事例

築136年の古民家を再生
アイランドキッチンが主役となったLDK


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大きく間取りを変える事をきっかけに、好きな車を眺めながら寛ぐ時間を過ごしたいというお施主様の夢をガレージと繋がる和のLDKとして実現。先代からの間取り・暮らし方が変わっても、残すものに包まれながら寛いで頂きたいという思いで、和の空間でモダンな暮らしとなるような設計としました。

施工概要

施工面積:50.45㎡
施工箇所:和室3間、縁側、屋根、外装
工事期間:約4ヵ月
築年数:136年

【before】
F様のご自宅は代々住み継がれてきた築136年の古民家。劣化による雨漏れが続き、一度は新築に建て替えをしようとも考えられていましたが、弊社の古民家リノベーション見学会に参加され、価値ある建物を再生して残そうとリノベーションを決断されました。

施工前

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瓦がずれて危険な部分があった屋根 3部屋の和室が連なる間取り

施工中

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施工後

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以前は北側の増築部分で主に過ごされていたF様。リノベーションにあたっては、南側の縁側を取り込んだ和室3部屋をLDKとしたプランをご提案させていただきました。
LDKの主役となるアイランドキッチンは、スタイリッシュなデザインが和の空間とも調和するよう、内装をデザインしました。
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屋根の葺き替えと壁漆喰の補修をした外観。屋根は本葺瓦を、釉薬瓦へ葺き替え、古民家ともなじんでいます。 玄関は木製の造作建具。明かりとりや樹種にもこだわり、F様邸の新たな玄関が完成しました。
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隣接する居室の境となる木製の建具は、古く動かなくなっていたものを修繕し再利用しています。 古くからあるしつらえを活かしながら、新しい生活スタイルがなじむ空間。軒の出は深く、リビングに程よい光が入ります。
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縁側だったスペースを取り込んだLDK。ダイニングテーブルを窓に向かって設置し、お庭の景色を眺めながら食事ができるようになっています。
木製建具からアルミ樹脂複合サッシへ変更し、断熱性も向上しました。
以前玄関だった場所は今後ガレージとなる予定。LDKから愛車を眺められるようリビングとガレージ間はガラスで仕切りました。
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広くなったリビングでお孫さんたちが駆け回るのを楽しみにされているそう。 「一度は解体しようと思っていた自宅が以前よりも大切に思え、好きになった」とF様。