都窪市 Mさま邸 リノベーション事例

天井の梁やドアに我が家の記憶を残した家


造作家具で分断されていたLDKに一体感と解放感を持たせ、梁を露出して勾配天井に。壁付きキッチンは対面型にし、出窓を解消。キッチン前のデッドスペースは収納スペースに活用しました。壁は一部施主施工による珪藻土塗りに。浴室やトイレ、洗面台など水まわり設備は全て一新し、玄関は既存部分を活かしてリノベーションしました。
快適性が抜群に向上し家への愛着が増幅。愛猫への配慮も万全です。

施工概要

工費:約800万円
施工面積:51.16㎡(15.17坪)
施工箇所:LDK、洗面脱衣室、浴室、トイレ、玄関
工事期間:約2か月
築年数:約35年

【before】
15年前に築20年の家を購入し、住宅ローンが終わるタイミングでリノベーションを計画していたMさま。
水まわりの老朽化、ステンレス浴槽とタイル貼りで寒い浴室、LDKや廊下の暗さといった悩みの解消に加え、対面キッチンへの憧れや造作家具で分断されていたLDKを開放的な空間にしたいなどのご要望がありました。



施工前

リノベーションする前は、暗く圧迫感のあるLDKでした。

施工後

奥さまが「キッチンからの見通しが良くなった」と喜ぶLDK。窓側の壁にはキャットウォークが設置され、愛猫への優しい気遣いが垣間見えます。テレビ台のある空間はもともと玄関の一部でしたが、LDKに取り込むことでスペースを有効活用しました。
一体感が増したLDKに仕上がりました。解体して露出させた天井の梁は、磨きをかけて塗装しました。勾配天井のおかげで、実際の天井高よりも高く感じます。
ドアはキッチン側から廊下側に変更し、洗面台の向きも変えて使いやすくした洗面脱衣室。窓のサッシはここを含めほとんどを新しく交換しました。
テレビの背面とキッチンの壁のブルーグレーの珪藻土は息子さんと奥様で塗装されたものです。掃除するにも手が届かなかったキッチンの出窓も低い位置に施工したのでお悩みも解消です。 キッチンと廊下の間の引き戸はスクエアガラスのドアを意識したデザインに。下部にペット用のドアを取り付け、愛猫が自由に行き来できるよう配慮しました。
スクエアのガラスが印象的なドアは、塗装し直して再利用です。 2階のトイレは、デザインが個性的なタイル調のクッションフロアを敷いて一新しました。
1階のトイレは、窓側の壁にタイルを貼ったように見えるアクセントクロスをあしらいました。 やや広くなり、掃除がしやすくなった浴室。息子さんは一人で入浴するようになったそうです。
玄関は床と天井、上り框を既存のまま活かし、玄関収納と玄関タイル、ドアを一新。既存部分との一体感が感じられるコーディネートです。