倉敷市I様邸古民家リノベーション事例

80年の梁の躍動感を感じる古民家再生
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昔ながらの趣きはそのままに、バリアフリー化で高齢のお母様が安心して暮らせる住まいへと生まれ変わりました。昼間は自然光でも十分明るいLDKで、趣味のジクソーパズルを楽しまれています。


施工概要

工費:約1900万円
施工箇所:LDK、和室、浴室、廊下、洗面脱衣室、トイレ、階段、寝室、玄関、居室
工事期間:約7ヵ月
築年数:80年超え

【before】
正確な築年数は不明ながら、100年前後だというI様邸。全体の老朽化はもちろんですが、昔ながらの造りの住まいなので段差や急勾配の階段など、80代のお母様が生活しにくくなってきていました。

施工前

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昼間でも電気を付けないと暗かった和室 もともとガスレンジだったがお施主様の留守中にお母様が火を使うことにそろそろ不安を感じていた。キッチンカウンターの高さが高く料理しにくくなっていた。

施工後

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天井を取っ払い、梁を表したLDK。かつての2階の窓をそのまま利用し採光も十分。明るいLDKを実現。窓際には腰掛けにちょうどいい高さの小上がりを設置。ジクソーパズルが趣味のお母様の憩いのスペースとなっています。梁は塗りではなく、磨きで艶を出し、壁は漆喰の趣きを出すために聚楽の塗り壁に
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玄関の建具もモダンながら梁との相性は抜群 玄関を入ってまず目に入るのが、床の間を模した一角。後方に見えるキッチンカウンターの背面にはお施主様に合わせて男性らしいクロスをセレクト。床もグレーがかった色合いをチョイス
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お母様が使いやすいように通常85㎝の高さを80㎝にしたキッチンカウンター。IHを導入し火元の不安を解消したほか、高い位置の吊戸棚は設置せず、引き出しや物入れの収納を充実させました 建具は備え付けているものの、天井はLDKとつながっている和室
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広くスペースを確保したトイレは将来車椅子を使用するようになっても出入りしやすい リノベーション前は段差もあり、冬は寒くて震えていた浴室もユニットバスで段差も解消。冬も温かく、入浴がお施主様の憩いの時間になっています