結露の位置

  • 投稿日:2023年 2月 5日
  • テーマ:思い


カスケのリノベ 設計の山田です。

窓の表面が結露でびっしょり。

実は壁の中でも結露が発生します。

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結露の発生する位置をわかりやすく壁の中を表しています。

赤い線(熱)と青い線(湿気)が交わる部分が結露の位置です。

壁中でも外側で結露しています。

シロアリ被害や柱の腐食など、このような結露が原因となります。

結露の原因は断熱材の性能が悪いとよく言われますが、

『それで間違いない』とは言い切れないのです。

原因となる要素としては

『断熱材の種類』
『透湿性』
『断熱材の厚み』
が関係しています。

今流行りの吹き付け発泡ウレタン断熱ですが、

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吹き付け発泡ウレタン断熱は吹き付けたとしても柱の厚みいっぱいには施工できません。

吹き付け厚さには必ずムラがあり場所によっては9センチ以下のところもあります。

湿気も通しやすいので壁の中で結露を起こします。


湿気を壁に入る直前で防いだらどうでしょうか。

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防湿フィルム付きグラスウールや

防湿フィルム別張りの断熱材、

湿気を通しにくい断熱材で施工するとこのようなイメージになります。

結露しやすい物も断熱材の厚みを思い切り厚くすれば結露ギリギリ発生しないなど可能でしょうけど、

壁の厚さ自体大きくするのは大変なコストがかかります。

そこで『薄くても高性能な断熱材』という方法もあります。

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カスケのリノベでは防湿という考え方を重視しています。

結露はもちろん、冬の加湿、夏の防湿など湿気のコントロールにはまず、

『湿気を止めることができる構造』でないといけないからです。

グラスウールで結露でびっしょりというのは防湿フィルムをすり抜けて湿気が入っているので、
気密性の不足とグラスウールの施工不良です。

カスケのリノベでは結露の仕組みについてしっかり検討してお家に適した断熱方法をご提案いたします。


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