性能向上リノベという選択肢

投稿日：2023年 12月29日
テーマ：思い

『性能向上リノベ』担当の山田です。

世間では『リノベ』という言葉が一般的になり、少しづつではありますが新築ではなくても要望に合った自由な住まい方ができる手段が浸透してきました。

カスケホームでは特に『デザインリノベ』と『耐震リノベ』に力を注いできました。

お客様は現在の持ち家の内装を綺麗にし、水廻りを一新し、それぞれのライフスタイルに合わせて、間取り改修、または将来的な大地震に備えて構造体を耐震化といった要望が大半です。

一方で、新築では物価の高騰の煽りを受け光熱費削減と老後も安心して住める住まいへとするために、高性能新築を求めるお客様も増えてきました。

そして今後、リノベにおいても高性能化が広まると言われ、カスケホームではリノベでの高性能化も対応できるよう新しい工法を準備できておりますが、

リノベで高性能化を求めるお客様がほとんどいらっしゃらない状態です。

普及に至っていない理由として考えられるのは、リノベで高性能化する技術の難しさもございますが、

『高性能新築がダメなら、そこそこ性能のあるローコスト新築へ』と、
ほとんどの方がその方向性になっています。

これには『リノベに対して新築並みの価値観を見出すことができないため』と考えます。

技術面以外にも新品のものを所有することへの価値観もあるかと思います。

『性能向上リノベ』が設計力によってより魅力的に実現できれば、

将来的に実家を持て余し固定資産税を払い続けることも解消され、

住み慣れた土地で再び生活することも可能です。

工事費は45坪スケルトンリフォームであれば、土地込み新築30坪規模とほぼ変わりませんが、

手に入れることができる居住空間の広さは大きく異なります。

それでいて性能は新築同等です。

今後、新しく住宅を購入される方に新築に替わる選択肢として『性能向上リノベーション』の魅力を発信していきます。