建築技術の進化とは作法なのか宗教なのか
- 投稿日:2023年 4月25日
- テーマ:思い
カスケのリノベ 設計の山田です。
もうタイトルが...大変そうですが...
しかし大事なところですよー
現在、性能向上の技術確立のため多くの実務者がより良い住宅を目指しています。
ですが、中には検証が不十分なまま、または住宅に害を成す技術がそのまま流通しています。
とんでもない話、あり得ないと思いますが、
人によれば、
それは『それぞれに良いところがある』
『それぞれに流派作法がある』
『この人の言うことだけが信じれる』
なんだか日本人っぽいですが、
建築技術を科学的に見た場合、これらはどう見えるでしょうか。
全ては実証データ、裏付けが必要で
作法や感覚、断熱の組み合わせは感覚だったりで根拠がなかったりします。
でもこれが当たり前に存在しています。
この組み合わせは木造在来工法では基本です。
住宅は水蒸気が透湿すれば結露する可能性はどの断熱にもあり得ます。
実は物体は透湿するという概念が無い人がほとんどでして、
この検討要素がないまま断熱を設計すると壁体内結露であっという間に家を駄目にします。
その証拠にベーパーバリアで防湿せずに100倍発泡ウレタンを施工している人がいます。
ウレタンは断熱性能は高く無いですし、透湿しますので結露も当たり前に起こします。
結露水を吸い続け完全乾燥まで2ヶ月かかる上、含水し熱を通しやすくなり性能が落ち、木材の腐食を招きます。確実に。実証した人がいます。
この工法を推奨する人は、そうなることを当然知りません。
当然ですがウレタンメーカーも自社の都合の悪くなることは言わないです。
でもこれが『それぞれに良いところがある』
『それぞれに流派作法がある』で片付けて良いでしょうか。
そしてこれを科学的根拠を持ってしても肯定否定することが宗教的でしょうか。
また、
土壁のある建物にもきちんと施工方法があります。
水分を与えることで固まっていた納豆菌が復活します。
その水分は誘発結露によって作ると効率が良く理想的です。
納豆菌は菌類でも最強と呼ばれ、腐朽菌の抑制に大きく貢献します。
でも土壁にウレタンを吹き付けてしまう人もいます。
結露は断熱材に吸収され、その状態だとシロアリが侵入します。
ここで改めて、
『それぞれに良いところがある』
『それぞれに流派作法がある』
で、片付けて良いでしょうか。
悪いこと考える人はいないと思いますが、
根拠ないまま進めると大金を出して工事される お客様の利益に関わります。
良いものを作っていく責任もありますが、
広めていく責任もあります。
らしく、暮らす
創業明治16年の安藤嘉助商店カスケホームのリノベーション住宅「カスケのリノベ」。
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あなた「らしい」暮らしの中の「憧れ」や「こだわり」をカスケのリノベが叶えます。
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